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「がけ条例」って何だろう?

2019年12月16日

第3話 がけ条例って何だろう! 

〇「がけ条例」とは、がけが崩れた場合に家が巻き込まれないよう、2mを超えるがけの近くに建てる建築物へ制限を設けるための条例のことです。がけの近くに建てる建築物には、建築基準法の他に、市の条例などでも制限が加えられています。

「がけ条例」を含めて、がけに関する規制は市役所で必ず確認することをお勧めします。建て替えだから問題ないと思っていても、今の条例に照らし合わせた場合に、建築できない場合があります。

 ところで、そもそも「がけ」とは、少し専門的な用語になりますが、「30度を超える、傾斜のある土地」のことを指します。土や砂などの堆積物には、崩れないで安定を保てる角度が存在します。その角度とは「30度」。そして、その角度のことを「安息角(あんそくかく)」といい、この30度より急になると「崩れる可能性がある崖」となります。このことから、2mを超えるがけの近くに建物を建築する場合には、がけの高さの2倍の距離を建物とのあいだに設ける必要性が生じて、条例どおり家を建築しようとすると、使えない敷地が多くなり家が小さくなったり

最悪の場合建築出来ない場合もあります。

しかし、一定の基準を満たせば、がけ条例の規制を緩和することが可能になります。 

〇がけの近くに家を建てるには!

宮崎県が定める、がけ条例には、必要な措置を講ずるなどの運用基準による緩和において、いくつかの例外が認められています。

そのなかの、注目するものとして、「擁壁の設置により、がけの崩壊が発生しないと認められる」という点です。擁壁とは、壁上の構造物を指し、がけの土が崩れるのを防ぐために設けるもので、この擁壁があれば、がけ条例の規制を緩和させることが可能になります。

しかし、壁をただ作るばいいという訳にはいきません、材料や施工方法等細かな規定があり大掛かりな工事が必要となり、時間も費用かかります。又、もとからある擁壁を使用場合は(ブロック積の擁壁は注意)、まず「いまある擁壁がどんな状態か」建築士等専門家の判断が必要になります。

尚、新たに擁壁を作る場合には、隣地境界、費用負担、管理方法等などの事項も発生する場合があります。様々な難しい法律や条例が絡んできますので、後悔しない家づくりのために事前の調査をオススメします。

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